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Column キレイの法則
~366日★カラダ元気

『MyAge 2015 Autumn/Winter VOL.7』

『MyAge 2015 Autumn/Winter Vol.7』

好評発売中 980円(税込み・集英社)
何歳になっても、女性として、「美&元気をあきらめない!」。そんなコンセプトで発行されている季刊誌。
この号の大特集は、筋トレができない、続かない、痩せられない人でも、今すぐできる「大人の筋活」。
他にも、「女医に聞く、不調の時に自分でやる事、駆け込みサロン」、「ストップ!老け肌 エイジングコスメ最前線」など、気になる記事満載。サプリ特集は保存版で、詳しく紹介されています。
●公式オンラインサイト『OurAge』へ→http://ourage.jp/

さらに、サプリをもっと知りたい方は、この号のサプリ特集で監修をつとめている、一般社団法人 日本サプリメント協会理事長、後藤典子さん監修の本がお勧め。

『サプリメント健康事典』

『サプリメント健康事典』

著:一般社団法人 日本サプリメント協会
監修:NPO法人日本抗加齢協会 12月4日発売予定 1,836円(税込み・集英社)
300Pに及ぶサプリ事典の最新決定版。この一冊さえあれば、様々なサプリの特徴が詳しくわかり、症状別お悩みも解決されます。詳しくはこちら! http://hpplus.jp/mypage/joseishibooks/clip/

食品法改正で、サプリは新時代へ!

こんにちは。集英社女性誌企画編集部・編集長Kです。
皆さんは、毎日、何かサプリを摂取していらっしゃいますか?
私は、ビタミンCとハトムギ茶で、美白への小さな抵抗?は欠かしません。
春に食品表示法が改正されてから、何か知っておくべきことや、注意すべきことがあるの?
と、サプリユーザーとして、気になっていました。
そこで、今回は集英社の『MyAge 2015 Autumn/Winter Vol.7』から、
もっと効果がアップする、サプリの摂取法や、最新情報を、ピックアップしてご紹介!


撮影/河野望   取材・文/山村浩子

サプリ新時代、到来!!

健康への関心が高まっている昨今、誰でも一度はサプリメントや健康食品を
摂取したことがあるのではないでしょうか?
2015年の春から食品表示の法律が改正され、新たに「機能性表示食品」が登場。食品業界が大きく動いています。
これまでは、特定の機能性を持つ「特定保健用食品」(トクホ)と、ビタミン等を補給する「栄養機能食品」の2種類でした。
今までと大きく変わった点は、食品やサプリメントに含まれる成分が、体の機能のどこに
いい影響を与えるかなどが、はっきりとパッケージ等に表示ができるようになったことです。
また、消費者庁や企業のHPなどでも詳しい情報が得られるようになり、
今までの一般的なサプリに加えて情報の透明性が高まったのです。
そのため自分の健康状態に照らし合わせて、商品を選択しやすくなりました。
市場にあふれる多くの商品から、何を選び、どう摂取すべきか? 正しい知識を持つことが、賢い消費者の第一歩。
いつまでも若々しく、元気で生活するために、新しいサプリ生活を始めませんか?

今回は、ジャーナリストで一般社団法人 日本サプリメント協会理事長の後藤典子さんとの
Q&Aでサプリの基本を紹介します。

サプリ生活、初めの一歩は何から?

基本の栄養補給が第一。次に目的別のサプリを加えて!

サプリメントには3つのカテゴリーがあります。

1. べースサプリ 体を構成する栄養素で、食事からの不足を補うもの。ビタミン・ミネラルなど。 2. へルスサプリ 単一成分ではなく、長い食経験のなかで、健康維持・増進を目的にした栄養補助食品。卵油、青汁など。 3. オプショナルサプリ ハーブや薬草など、伝統医療に使われたり、薬効を期待して抽出した成分。イチョウ葉など。

「まずは①の基本の栄養でベースを整えた上で、目的に合わせた②③を加えるのが賢い摂取法。例えば、イライラするからと、いきなり精神を安定するセントジョンズワートを選ばなくても、カルシウム不足を補うことで解決することもあるからです」(後藤さん)。

いつ、どんなタイミングで摂取するのが効果的なの?

食前、食後、就寝前…… サプリの種類、目的で違います。

薬事法により、サプリメントのラベルには摂取のタイミングを記載できません。そのため、いつ飲んでいいのかわからないという声をよく聞きます。「実はサプリメントはその種類により、それぞれの効果を最大限に発揮するタイミングがあります。例えば、脂溶性のビタミンなら、油を含む食事中かすぐあと。消化酵素類なら食前。マルチビタミン&ミネラルは基本的に食後ですが、風邪対策や疲労感の強いときには寝る前がおすすめ。就寝時のほうが起きているときより、約2割吸収率がよくなるからです」(後藤さん)。ほかは右の表にまとめたのでご参考に。
サプリで最大限の効果を得るためのタイミング

一緒にとると効果が高まるものは?

アミノ酸+ビタミンで吸収率がグンとアップ!

サプリメントには一緒に摂取すると相乗効果が得られるものがあります。 「例えば、アミノ酸の代謝にはビタミンやミネラルが不可欠なので、一緒に摂取すると効果的。カルシウムはマグネシウムやビタミンDと一緒に、ビタミンB群は単体より、8種類を一緒にとるほうが、吸収がグンとアップします。ビタミンC、E、亜鉛、セレンは白血球の働きを高めるために相互に助け合います。また、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)は油と一緒にとると吸収が高まるので、油を含む食事のあとが正解」(後藤さん)。注意したいのは、こうした相乗効果をねらった複合型サプリを、違う目的で数種飲んでいると、同じ成分を重複してとりすぎるケースも。配合成分は必ずチェックをして!
一緒にとることで効果アップする例は?

一緒にとることで効果アップする例は?

カルシウムは、ビタミンDとマグネシウムと一緒に摂取することで、カルシウムの吸収を高めます。骨粗しょう症の予防のためにも、覚えておきたいトリオです。

一緒にとると効果が減るものは?

マルチビタミン&ミネラルと食物繊維のサプリはNG!

「代表的なのが、ビタミンやミネラルなどの栄養素と食物繊維系のサプリメント。食物繊維が栄養素を吸着して、吸収を抑えてしまいます。同じ理由で、たんぱく質も効率よく補給したいのなら、食物繊維との同時摂取はNG。1時間以上ずらすことをおすすめします。また、亜鉛はほかのミネラルと一緒にとると吸収がされにくくなり、特に鉄、銅、カルシウムは避けたいもの。トクホ(特定保健用食品)にあるサイリウムは食物繊維で便秘によいのですが、脂溶性ビタミンや葉酸、ミネラルなどの吸収に影響する可能性があります」(後藤さん)。さらに、鉄やミネラルを含むサプリメントを飲むときは、必ず水か白湯で。お茶だとタンニンが鉄分と化学反応を起こすこともあるようです。

上手なサプリの見分け方を教えて!

裏ラベルに記された配合量、添加物まで確認して!

機能性表示食品のパッケージの表面には、消費者庁に届けられた、明確な成分と、その科学的根拠に基づいた機能性が。パッケージの裏ラベルの「名称」という欄には、それがどんな食品であるのかが記されています。
「原材料」の項目には、成分名が含有量の多い順に並んでいます。
「例えば、ビタミンCの製品であっても、最初に果糖とあれば、一番多いのは糖分ということです。またサプリメントには必ず添加物も使用されています。錠剤であれば、材料を固める結合剤や、一定の大きさにするための充填剤、湿気や酸化から守り、飲みやすくするコーティング剤など。製品維持のため、ある程度の添加物は必要ですが、出来る限り少ないものにするというのも、ひとつの選択肢です」(後藤さん)

自分に合うサプリを見つけるには?

効果は個人差が大。摂取後の体の変化を見逃さないで!

サプリメントの有用性を決めるのは、製品の品質、摂取方法、そして忘れがちなのが、利用者の体の環境です。「年齢、体格、消化・吸収の能力、遺伝的な要因など、人の体は千差万別。そもそも40kgの女性と80kgの男性が、同じであるわけがありません。友人にすすめられたものが、必ずしも自分に合うとは限らないということ。他人の経験に頼らず、摂取した後の自分の体調の変化をよく観察してみてください。朝の目覚め、排便、肌の状態はどうか? 疲労感は軽減したか? 気持ちがポジティブになったかなど、小さな変化を見逃さないように! 他人の情報をうのみにせず、自分の体に耳を傾ければ、答えはそこに見つかるはず」(後藤さん)

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