
好評発売中 980円(税込み・集英社)
何歳になっても、女性として、「美&元気をあきらめない!」。そんなコンセプトで発行されている季刊誌。
この号の大特集は、筋トレができない、続かない、痩せられない人でも、今すぐできる「大人の筋活」。
他にも、「女医に聞く、不調の時に自分でやる事、駆け込みサロン」、「ストップ!老け肌 エイジングコスメ最前線」など、気になる記事満載。サプリ特集は保存版で、詳しく紹介されています。
●公式オンラインサイト『OurAge』へ→http://ourage.jp/
さらに、サプリをもっと知りたい方は、この号のサプリ特集で監修をつとめている、一般社団法人 日本サプリメント協会理事長、後藤典子さん監修の本がお勧め。
著:一般社団法人 日本サプリメント協会
監修:NPO法人日本抗加齢協会 12月4日発売予定 1,836円(税込み・集英社)
300Pに及ぶサプリ事典の最新決定版。この一冊さえあれば、様々なサプリの特徴が詳しくわかり、症状別お悩みも解決されます。詳しくはこちら! http://hpplus.jp/mypage/joseishibooks/clip/
こんにちは。集英社女性誌企画編集部・編集長Kです。
皆さんは、毎日、何かサプリを摂取していらっしゃいますか?
私は、ビタミンCとハトムギ茶で、美白への小さな抵抗?は欠かしません。
春に食品表示法が改正されてから、何か知っておくべきことや、注意すべきことがあるの?
と、サプリユーザーとして、気になっていました。
そこで、今回は集英社の『MyAge 2015 Autumn/Winter Vol.7』から、
もっと効果がアップする、サプリの摂取法や、最新情報を、ピックアップしてご紹介!
撮影/河野望 取材・文/山村浩子
健康への関心が高まっている昨今、誰でも一度はサプリメントや健康食品を
摂取したことがあるのではないでしょうか?
2015年の春から食品表示の法律が改正され、新たに「機能性表示食品」が登場。食品業界が大きく動いています。
これまでは、特定の機能性を持つ「特定保健用食品」(トクホ)と、ビタミン等を補給する「栄養機能食品」の2種類でした。
今までと大きく変わった点は、食品やサプリメントに含まれる成分が、体の機能のどこに
いい影響を与えるかなどが、はっきりとパッケージ等に表示ができるようになったことです。
また、消費者庁や企業のHPなどでも詳しい情報が得られるようになり、
今までの一般的なサプリに加えて情報の透明性が高まったのです。
そのため自分の健康状態に照らし合わせて、商品を選択しやすくなりました。
市場にあふれる多くの商品から、何を選び、どう摂取すべきか? 正しい知識を持つことが、賢い消費者の第一歩。
いつまでも若々しく、元気で生活するために、新しいサプリ生活を始めませんか?
今回は、ジャーナリストで一般社団法人 日本サプリメント協会理事長の後藤典子さんとの
Q&Aでサプリの基本を紹介します。
サプリメントには3つのカテゴリーがあります。
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体を構成する栄養素で、食事からの不足を補うもの。ビタミン・ミネラルなど。 | ![]() |
単一成分ではなく、長い食経験のなかで、健康維持・増進を目的にした栄養補助食品。卵油、青汁など。 | ![]() |
ハーブや薬草など、伝統医療に使われたり、薬効を期待して抽出した成分。イチョウ葉など。 |
「まずは①の基本の栄養でベースを整えた上で、目的に合わせた②③を加えるのが賢い摂取法。例えば、イライラするからと、いきなり精神を安定するセントジョンズワートを選ばなくても、カルシウム不足を補うことで解決することもあるからです」(後藤さん)。
カルシウムは、ビタミンDとマグネシウムと一緒に摂取することで、カルシウムの吸収を高めます。骨粗しょう症の予防のためにも、覚えておきたいトリオです。
「代表的なのが、ビタミンやミネラルなどの栄養素と食物繊維系のサプリメント。食物繊維が栄養素を吸着して、吸収を抑えてしまいます。同じ理由で、たんぱく質も効率よく補給したいのなら、食物繊維との同時摂取はNG。1時間以上ずらすことをおすすめします。また、亜鉛はほかのミネラルと一緒にとると吸収がされにくくなり、特に鉄、銅、カルシウムは避けたいもの。トクホ(特定保健用食品)にあるサイリウムは食物繊維で便秘によいのですが、脂溶性ビタミンや葉酸、ミネラルなどの吸収に影響する可能性があります」(後藤さん)。さらに、鉄やミネラルを含むサプリメントを飲むときは、必ず水か白湯で。お茶だとタンニンが鉄分と化学反応を起こすこともあるようです。
機能性表示食品のパッケージの表面には、消費者庁に届けられた、明確な成分と、その科学的根拠に基づいた機能性が。パッケージの裏ラベルの「名称」という欄には、それがどんな食品であるのかが記されています。
「原材料」の項目には、成分名が含有量の多い順に並んでいます。
「例えば、ビタミンCの製品であっても、最初に果糖とあれば、一番多いのは糖分ということです。またサプリメントには必ず添加物も使用されています。錠剤であれば、材料を固める結合剤や、一定の大きさにするための充填剤、湿気や酸化から守り、飲みやすくするコーティング剤など。製品維持のため、ある程度の添加物は必要ですが、出来る限り少ないものにするというのも、ひとつの選択肢です」(後藤さん)
サプリメントの有用性を決めるのは、製品の品質、摂取方法、そして忘れがちなのが、利用者の体の環境です。「年齢、体格、消化・吸収の能力、遺伝的な要因など、人の体は千差万別。そもそも40kgの女性と80kgの男性が、同じであるわけがありません。友人にすすめられたものが、必ずしも自分に合うとは限らないということ。他人の経験に頼らず、摂取した後の自分の体調の変化をよく観察してみてください。朝の目覚め、排便、肌の状態はどうか? 疲労感は軽減したか? 気持ちがポジティブになったかなど、小さな変化を見逃さないように! 他人の情報をうのみにせず、自分の体に耳を傾ければ、答えはそこに見つかるはず」(後藤さん)